雲母は養女として泉家で十八歳まで暮らしていた。散々な日々より、家族の冷たい態度と実の娘の麗との格差は何よりも悲しい物だ。麗の災い避けとしていた雲母はその後、風島監獄に入れられた彼女は三ノ宮聖に助けられ、彼とドキドキの毎日を過ごしていた。

禁欲的な社長・羽田梟は、生まれつきの純陽の体質のため30歳まで生きられないと宣告されていた。ある日、貧困大学生の江藤由里子が、彼を癒やせる唯一の純陰の体の持ち主だと判明する。生き延びるため、羽田梟は強引に由里子と結婚する。しかし、由里子が彼を癒やした後に命の危険にさらされることを知り、次第に由里子に心を奪われていく梟は、苦渋の決断を迫られる…

安田家のお嬢様安田りかは妹に嵌められ、身代わりとして江ノ城有名なドラ息子柴田夏彦と結婚した。しかし、結婚当日、夏彦にすっぽかされ、彼女はまとの中心となった。夏彦を連れ戻すため、彼女は夏彦のいるレース場に赴き、夏彦を負かし、無事に式を終わらせた。一方、夏彦は突然現れた妻を拒みつつも、心を奪われていく。夫婦生活が始まり、二人の心の距離が縮めていく...

安達家の長女、安達蘭は義理の妹の策略により、江市で最も有名なプレイボーイ、伊東浅見との結婚を強いられる。結婚式当日、浅見は蘭を放置し、蘭は街で嘲笑されそうになるが、レース会場に向かい、見事に勝利を収める。賭けに勝った蘭は浅見を家に連れ帰り、無事に結婚を果たす。しかし、突然現れた妻に対して浅見は抵抗を覚えながらも、次第に彼女に引かれていく。二人は日々のやり取りを通じて、少しずつお互いを認め合っていく…