幼い頃から原生家庭の問題に苦しんできた小塚寧々は、父親が自分の結婚で彩礼を稼いで弟に家を買おうとしていることを知り、それを阻止するために自分の結婚を決心します。親友に頼んで早急にお見合い相手を探してもらう一方、紀田秀明は事故後に口をきかなくなった息子のために心理療法士を探していました。ところが、紀田秀明の息子は小塚寧々を見た途端に「ママ」と呼んで抱きつき、寧々もまた秀明をお見合い相手だと勘違いしてしまいます。寧々が結婚を提案すると、息子が普通に戻る様子を見た秀明は、速やかに結婚を決意します。こうして、運命のいたずらから始まる偽りの結婚生活が幕を開けるのです。

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