月島綾の高校時代には、たくさんの心残りがあった。しかし、その最後の1年で、彼女はツンデレな少年、青木澄人と出会い、彼のおかげで青春が鮮やかに彩られていく。家に入ったばかりの頃に設けられた「4つのない」というルールは、少年が少女に少しずつ近づく中で、自ら破られていった。雨の日に手に入れるのが難しかったベリーのショートケーキも、家に帰ると必ず味わえるスイーツになる…そして、月島綾は長い間抱えていた犬への恐怖心からも、少しずつ解放されていった。

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