恋の隠し味 - 第 32 話

第 32 話ストーリー

子供の頃、誘拐犯から逃げ出した藤原逸樹が、幸いにも斎藤香に助けられ、佩玉を贈って婚約を交わした。その後、藤原逸樹は家族によって海外に送られて治療を受け、帰国した時には斉藤香の行方が分からなくなった。成人した後、彼は家族のレストランを引き継ぐと同時に、斉藤香を必死に探している。 一方、斉藤香はおじいさんの命により山を下りて修行に励み、偶然の機会で藤原逸樹のレストランのシェフになった。やってきて間もなく、彼女は小林和央らに乞食だと誤解され、口論の最中にうっかりと藤原逸樹を倒してしまい、2人は密接な接触をした。驚くべきことに、藤原逸樹が見知らぬ人に対してアレルギー反応を起こす体質が、斉藤香の前ではまったく反応がないのだ。彼には分からないが、斉藤香こそが彼が何年も探し求めてきた命の恩人なのだ。