妻の仮面 - 第 6 話

第 6 話ストーリー

四年前、毒に侵された天才外科医・藤本綾は解毒のため、平凡な女性を装って名家の御曹司・白井雲野と契約結婚した。白井の祖父の意向による政略結婚だった。四年後、白井の祖父が他界し、藤本綾の毒も解けたので、彼女は離婚を要求し始める。ある誤解から白井雲野は離婚に同意したが、その後、単なる「付属品」だと思っていた元妻が実は、国内最高峰の外科医、財界の大物・黒羽海夜との深い繋がり、複数の分野で傑出した才能を持つ人物であることを知り衝撃を受ける。 離婚後、藤本綾は次々と隠していた実力を露わにし、白井雲野はかつての妻に対する認識を改めざるを得なくなる。一方で藤本綾も、白井雲野への想いが単なる「解毒の手段」を超えていたことに気付き始める。